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指紋認証とセキュリティー [type U を使う]

こんにちは、担当者 T です。

先日のエントリー「指紋センサーでスマートに」で、type U に備えられている指紋センサーの活用法をご紹介しました。Windows のログオン・パスワードや Web のログイン・パスワードに関しては、プリインストールされている「Protector Suite QL」のウィザードに従えば比較的簡単に設定できますが、BIOS パスワードやハードディスク・パスワードに指紋認証を利用する方法が分からない、という声がありましたので、ここでご紹介したいと思います。

最近では、PC や携帯機器が盗難などの被害にあった際、本体価格以上に中に含まれているデータのほうが金額には換算できない価値(言い換えればリスク)をもっている、という考えかたが一般的になってきています。
type U のようにどこにでも持ちだせる性格のマシンだからこそ、万が一のことを考えて、パスワードをかけるなどセキュリティの確保は徹底しておきたいですよね。

一般的に、Windows PC で設定できるパスワードは以下の 3 つがあります。

  • パワーオン・パスワード(BIOS パスワード)・・・PC の電源投入に必要なパスワード。BIOS 設定のアクセス制限も兼ねる
  • ハードディスク・パスワード・・・PC 盗難に遭った際、パワーオン・パスワードがかかっていても物理的に HDD を取り出して他の PC に接続されてしまうと中のデータを盗まれてしまうため、HDD そのものにパスワードを設定できる
  • Windows ログオン・パスワード・・・PC 起動後、Windows を使用するために必要なパスワード。Windows のユーザーアカウントごとに設定可能

ここでは、BIOS から設定するパワーオン・パスワードとハードディスク・パスワードの設定についてご説明します。

通常、パワーオン・パスワードを設定すると、VAIO の起動時(スタンバイ状態からの復帰時を除く)には上の画像のようなシンプルなパスワード入力画面が表示され、キーボードからパスワードを入力しますよね。指紋センサーを使えば、ここでキーボードではなく指紋センサーを指でなぞることでログイン認証が可能になります。

と、その前に。BIOS でのパスワード設定について、念のためご説明を。
type U の電源投入時(VAIO ロゴ表示中)にキーボードの F2(Fn+2)を押下すると、BIOS 設定画面に進むことができます。キーボードの左右キーを使って「Security」タブを選択すると、パワーオン・パスワードおよびハードディスク・パスワードの設定画面が表示されます。
パワーオン・パスワードは「Machine Password」および「User Password」で設定します。通常、Machine Password は管理者用パスワード、User Password は管理者以外のユーザー用パスワードで、それぞれ権限が異なる(User Password でログインすると一部の BIOS 設定項目が使用できないなどの制限がある)のですが、type U の場合はたいてい管理者=使用者でしょうから、あまり気にせずに両方設定してしまって構いません。
なお、Machine Password が設定されていないと User Password も設定することができないので、注意が必要です。

また、「Password when Power On」の項目を「Enabled」に変更します。こうすることで電源投入時にパスワード入力が必要になります(逆に、ここが「Disabled」のままだと電源投入時にはパスワードが求められず、Machine Password と User Password は単に BIOS 設定画面を表示させる際に必要になるだけです)。

同様に、ハードディスク・パスワードも設定します。ハードディスク・パスワードに関しても「Master Password」と「User Password」があり、HDD を保護するためには必ず両方のパスワードを設定する必要があります。
ハードディスク・パスワードに関しては、ここでパスワードを設定するだけで起動時にパスワード入力が求められるようになります。

以上で BIOS でのパスワード設定が完了するのですが、これだけでは起動時にパスワードが求められるだけです。指紋センサーを使ってログインできるようにするためには、「Protector Suite QL」上で設定する必要があります。
Windows を起動したら、指紋センサーを指でなぞって画面上に「Protector Suite QL」のランチャーを表示させ、メニューの中から「設定」をクリックします。

設定画面が表示されたら、「起動セキュリティ」タブを開きます。
「起動セキュリティを有効にする」チェックボックスをオンにすると、登録済みの指紋と BIOS・HDD パスワードが紐付けられます。
また、「起動認証後、自動的にログオン」チェックボックスをオンにしておくと、起動時に指紋認証をするだけで Windows のログオンまでが自動的に解除されるようになります。このチェックボックスがオフの場合、Windows ログオン画面でもう一度指紋認証(あるいはパスワード認証)が必要になります。

ここまでの設定を完了することで、次回から起動時には最初のパスワード入力画面ではなく、「Swipe finger to authorize access...」という指紋認証画面が表示され、ここで指紋センサーに指を通すとパスワード代わりに認証が完了します。パワーオン・パスワードとハードディスク・パスワード、Windows ログオン・パスワードにそれぞれ別々のパスワードを設定していても、指紋認証ひとつで全て解除されてしまうので、非常に快適です。
このように一度指でセンサーをなぞるだけのスムーズさで、複数設定された強固なパスワードを解除できるこの設定、セキュリティーとユーザビリティーの両立という意味では非常にオススメです。type S や type BX など、指紋センサー搭載の VAIO であれば同様の利便性が得られますので、指紋センサー搭載機種をお使いの方はぜひ一度、試してみてください。
※当然ですが、それぞれ設定したパスワードは忘れないように十分ご注意ください。


2006-06-07 20:12  nice!(8)  トラックバック(3) 
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